このまま終われねぇ

40になって描いた絵

2020年7月、僕は40歳になった。

自分が40歳になるなんて実感が無かった。当たり前に来た未来が現実になっただけなのだけど、どーにも信じられない。が、仕方ない。なってしまったものはもう戻ることは無いのだから。

30代、僕にとってそれは苦渋の日々だった。

夢を叶えるため全てを投げ打ち、結果それは報われなかった。言ってしまえば単純に才能がなかっただけなのだけど。

30代半ばに進路変更せねばならない状況になり、夢を追いかけていた場所から次第と遠のいていった。そしてゼロからのスタート。アルバイトからの社員登用を目指す日々が始まる。社内の同世代は皆それなりにキャリアを積み、役職もあるなか、僕は一介のアルバイトでしかなかった。余程当時辛かったのか、今では全く興味の持てないオンラインゲームにハマったりした。

その後、僕が人生で始めて就職したのが38歳。何とかチャンスを掴み取ったのだ。ひとまず当初の目標であった就職を叶え、逆に目標を失ってしまった。日々、仕事に忙殺され、目の前の小さな目標ですら達成出来ず、その先の大きな目標もなく七転八倒する日々が続いていた。がらんどうになった気持ちだった。

そんな日々を続けていき、僕は40歳を迎えた。そして同時に世界を襲ったのがコロナ禍だった。

会社の状況も一変し今までの売り上げは期待できなくなり、仕事の質も量も全てが一変していった。

世界が変わったその時、僕はついでに自分の人生も変えてやろうと思った。

まずは筋トレを始め肉体改造を始めた。自分の仕事のやり方を会社に変えられる前に変えてしまい、社内でその仕事の第一人者となった。

そして先月、東京への異動の辞令が出た。飛び級での栄転だった。

人生80歳程度と考えると、40歳は折り返し地点である。ここからは自動的に様々なことが失われていくタームだと思う。単純に体力は落ちていく一方。

世間的には働き盛りというが、僕にとってはまだまだ新入社員。仕事の「いろは」の「い」が見えて来た程度。ただそれをしっかり見据えてから成果を出そうなんて悠長な事を言ってられるほど僕には時間がない。

激しく極端だったり、とてつもない結果を出すような有名人にはなれないと思うけど、コツコツ自信を取り戻し、前向きにもう一度形を変えた夢を追いかけていく暮らしや考えたことをここに記せたらとおもう。

このブログは38歳まで就職すらしてなかった男が40歳を迎えるにあたり意識改革し、東京で暮らしていく雑記である。

夢を追って頑張っている若い世代には、失敗してもこんなふうに何とかなると伝えたいし、同世代には共感してもらえるようなことがもしかしたらあるかも知れない。

そんなかすかな希望を胸に、日々綴っていきたいと思います。

どうぞよろしくお願いします。

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